投下するスレ2B 01






JEBが始まって4度目の聖夜から一ヶ月

JEBは随分と変化していた。
計算、あやとりは進級へ向けて勤勉に励み
RYOは仕事に疲れ引退を決意
くずは仕事をやめぺすpと町のはずれで何でも屋を営み
とろは鰹と共に魚屋を経営し
にこおはしばらく家出をしていた。

平和ボケをして仕事をこなせないセブンと
仕事をバリバリこなすココアと
音楽を聴きながら寝ている大臣
新管理職についていたORE
JEBには真新しいニュースはなかったが
数日前ある事件が起こった

ついに二度目となるワールドトーナメントが開催されたのだ
しかしメンバーは聖夜やアジアンカップの疲れによってJEBのトップが選出されなかった。
8人のメンバーが選出されたが到底世界に太刀打ちするなど無理だ
JEBは平和すぎた。
平和すぎたために気づかなかったのかもしれない
このトーナメントの真の目的を・・・







町のはずれ――

店内にはペンが数本
ほかはガラクタばかり置いてある
店番は二人
くずとぺすぷだ

「いやふうううううううううううううう!!」
「うっせぇwww」

暇そうだがそれなりに楽しんでいるようだった。
店の扉の鈴が音を鳴らす・・・
一人の青年が扉の横で倒れた。

「ずんだ・・・」
「く・・ず・・・早く・・・JEBに・・・」
「!!」
ぺすぷの目つきが変わる
「わるとな・・・JEB・・早くしない・・・と・・・」
ZUNDAの言葉が途切れる。
「くず。早くJEBで治療を」
「わかった」

くずはペンを取り出し旋転を始める。
1222でスタート・・・
加速を加えて滑らかなパス
猛速度でJEBの王宮まで飛ぶ

(医務室には水無がいるはずだ)
JEBの入り口のところで水無を発見
22で加速を付け直し水無のところまで飛ばす
「水無!!」
「ん」
「早くずんだを治療してくれ!!」
「!!」
Mizmはペンを取り出しインフィニティで治癒術を使っていく
滑らかにパスを加える
ずんだの傷が消えていく・・・・
「水無・・・大丈夫なのか・・・・?」
「命だけは・・ね・・・」
くずは驚く
「もしかしたらこのまま目覚めないかもしれない・・・」
「そんな・・・」

入り口で人だかりができていた。
そこに騒ぎを聞きつけたココアが来た。
「くず、水無、どういうことなんだ。ずんだはワルトナに出場していたはずじゃないのか?」
「ココア・・・それがうちの店の入り口で倒れていたんだ・・・」
「ふむ・・・」
ココアの言葉が止まる。
「くず」
「なんだ」
「ワルトナの会場を調査するべきだ」
「そんなことできないだろ」
「いや、主催者に気づかれないように極秘調査をするんだ」
「俺は去年わるかぷに出場してるんだぜ?顔はばれてる筈じゃないのか?」
「くず」
「わかったよ」
「ぺすぷも連れて行け、ずんだですらこの有様だ。ぺすぷがいたほうがいい」
「わかった」
「(どういうことなんだ・・・ずんだはKTHと戦っていたはずだったのに・・)」


―――数時間後――
「ま た お ま え か」
「ぺすぷ、ふざけてる場合じゃないぞ」
「仕方ないね」
「うっせwww」
「会場はどこにあるんだ?」
「うぐ・・・」
ぺすぷが睨む
「まさか、知らないとか?」
「うぐ・・・」
「知らないんだ!!知らないんだ!!言ってやろ!!言ってやろ!!先生に言ってやろ!!」
「黙れ!じゃあお前はわかってるか!?」
ぺすぷが懐から紙を取り出す。
「うぐ・・・」
ぺすぷが得意げな顔をする。
「まぁいい。行くぞぺすぷ・・・」
「言っておくが」
ぺすぷが真面目な顔をする
「あん?」
「帰るまでが遠足だ」
「うっせえええええええ」








―王宮―
Saizenが一人で部屋で考え事をしている
「(ついに動き出したか・・・)」
部屋の扉が開く
「outsider・・・」
「前菜・・・ついに始まったぞ」
「ああ・・・」
「もし間に合わなかったらJEBは終わる」
「わかってるさ」
「あまり時間はない。行動を起こすぞ」

―管理室―
OREからの連絡が入る。
「ココアさん。ワルトナの一回戦の結果を報告します。」

ZUNDA (JEB) vs KTH (KPSA) (Winner - KTH)
Taeryong (KPSA) vs Toryal (JEB) (Winner - Taeryong)
Forever (JEB) vs BaoO (TWPS) (Winner - BaoO)
FFF (JEB) vs Vicgotgame (UPSB) (Winner - Vicgotgame)
Smile (FPSB) vs Areso (JEB) (Winner - Areso)
Miyusu (JEB) vs Caras (KPSA) (Winner - Caras)
Hamor (Swespin) vs Mini (JEB) (Winner - Hamor)
Gollumsk8 (FPSB) vs Celen (JEB) (Winner - Gollumsk8)

「全体的には惜敗という感じでした。」
「(ずんだがKTHに負けている・・・)」
「それと」
「はい」
「KTHとかなりのいい勝負をしていた、ずんださんなんですが、彼の姿が会場に見当たりません」
「今JEBの医務室にいる。どういうことなんですか。」
「KTHの戦いに負けた後に行方不明になっていました。そして気になることがもうひとつ」
OREの言葉が重くなる
「ずんださんと戦ったKTHはまるで別人のような旋転でした・・・」


―わるとな会場―
会場は思ったより人気がない
いかにも怪しげな雰囲気だった。
「いやっふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「よくそんなはしゃげるな。お前は」

掲示板に一回戦の結果が張ってる。
「JEBの結果・・・一人以外は負けか」

人は少ないけど探して聞き込み調査をするか、
と思っていたが

猛スピードの矢がくず目掛けて飛んでくる
カキン!
矢が落ちる
「!」
ぺすぷがノーマルではじき返していた。

前からフードを被ったスピナー二人が近づいてくる
見たところJEBの人間ではなさそうだ
「ぺすぷ・・・こいつは・・・」
「くず、構えておけよ」
「わかってら」
ぺすぷのいつもの旋転を始める・・・
複雑なパスを高速で繰り出していく
相手の方で爆発が起こる
「くっそ!ぺすぷ!仲間巻き込むんじゃねぇ!!」
くずはスプレッドを使い移動し爆発を回避する
さらに攻撃に転換
1222!!
相手に雷が直接飛んでいく。

雷を滑らかな旋転で防御するが、
衝撃でかぶっていたフードが捲れる。
「やっぱりな。通りで俺のスプレッドを弾かれるわけだ」

ぺすぷの逆ノーマルが決まる
敵の一人が地面に転がる
「なるへそ」

二人を攻撃したスピナー
それは今わるとなに出場している
ChauTrainとA13Xだった・・・





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