投下するスレ2B 02

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-王宮-

ココアは事務室で考え事をしていた。

「(やはりを伝えるべきだろうか)」

JEBのメンバーに伝えるべきなのだろうか
それとも一部メンバーに留めておくべきだろうか
ずんださんが負傷しただけならばまだ偶然ということも
しかしくずとぺすぷとの連絡が途絶えたままだ。
今のJEBで冷静な判断ができるのは彼だけ・・・


-SPSL喫茶-

喫茶店はにぎわっている
そのメンバーには有名人がちらほらと

喫茶店にココアが入ってくる
はさみが声をかける

「ここあさん!いらっしゃい!」

「前菜はいるかな?」

「いますよー!あちらの角の席です。」

前菜とサイダーで何か話しているようだ

「前菜いいか?」

「もちろんだよ、ココア。 サイダー席はずしてくれ」

無言で別の席に移動するサイダー

「前菜。」

・・・
今までの経緯を話した。
何が起ころうとしているのだろうか
偶然なのだろうか


「ここあ。必ずその裏にスピナーがいるはずだもちろんだろうけど、悪いけど協力できない」

前菜の目の色が変わった気がした。

「そうか。それじゃあ失礼するよ。」

「ああ。ココア、一言いいか?」

「なんだ」

「・・・ やっぱりいい。 気にしないでくれ」

サイダーがココアが出て行くのを見てきた。

「前菜。これからどうするんだ。俺たちはココアの敵に回ることになるかもしれない」

「・・・。これが最後のチャンスかもしれない。ワルトナが終わる前に阻止しないと」








-町-

魚屋の前を通ると魚をさばいている鰹ことBonitoとtoroの姿を見かけた。

「とろさん。少しいいですか?」

「うぃーす」

「実は」

・・・・

「もしそうであればもちろんココアさんに協力したいです。でも確証もないので簡単に動くことはできないですよ」

「・・・」

ココアはJEBに協力者がいないことを理解した。
王宮に戻る事にした。


-王宮-

廊下で考えながら歩いていく
「(協力者がいない・・・しかしまだそうと決まったわけでは・・・)」

ズドン!!

爆発音が王宮内のどこかで聞こえた。
おそらく事務室のほうであろう。

ココアはその爆発音の元に駆けつける。
そこにあった姿にはココアも驚かされた。

「(大物が・・・・勝てるのか・・・・?一人で・・・)」

懐からペンを取り出し
スピードのある旋転を繰り出す・・・
敵の攻撃が繰り出される
ココアはパスコンボを繰り出し細やかな攻撃を繰り出す
敵の放ったコンボがココアを追撃する。

「(閃光が曲がった・・・気がしたが・・・?)」

ソニックを加えたさらに複雑なパスを繰り出していく、が
閃光がココアを追尾し続ける。

閃光のひとつがココアに直撃した。

「くっ・・・流石に・・・無理だったか・・・」

意識が遠のいていく・・・
眠たい・・・
寝かせてくれ・・・








-ワルトナ会場-

くずの軸を飛ばすガンマンが敵を襲う
が、
相手もうまくソニックを使ってかわしていく
「(流石世界大会クラス)」
ChauTranの攻撃はスピードが乗っている・・・
ずいぶん激しい。

くずの狙い撃ち・・・

-スプレッド 5,5-

変化の掛かった雷が敵の方へ向かっていく
バン!!
砂煙が上がる

「(あたった・・・・?)」

砂煙が消える
そこに人影は無かった。

パムスピからスプレッドを加えたコンボをChauTranがくずの後ろから放った

「(う、しろっ!)」

だが遅かった
くずの防御が間に合わない。

くずはその場に倒れこむ

A13Xの旋転によって網を放つ。
「うげえええええええええええ!!ちくしょう!!」

暴れまわるPespにChauTranが攻撃を入れる

「ぐへっ!!!ぼへっ!!」

必要以上のオーバーリアクションにA13Xが驚いた。

外国語で何かを話している・・・
どうやらPespは生け捕りらしいということだけは自覚した。

「俺も随分な地位っすね!!」

Pespはおとなしくつかまる事にした。
二人ががりだとおそらく勝てないだろう
そう判断したのだ。

「(くず・・・絶対逃げ切れよ・・・)」



二人とPespは会場から遠く遠くへと消えていった。
くずは倒れたままだった・・・





-王宮内-

SEVENは昼から起きてきた。
ココアの部屋のドアをノックして入る。

「ここあさん、おはよーこざいます。」

しかし部屋には誰もいない

「あれー、おっかしーな、遅刻かな」

王宮内を探して回るが、ココアの姿はどこにも見当たらない。

「??? あの真面目なココアさんが遅刻なんて・・・後王宮にいる人間は・・・・?」

見てみるが王宮内にいるのはSEVENだけのようだ。
まぁ、どっちにしろ王宮内はこの頃過疎のようだし気にすることは無いだろう。
さて、仕事仕事っと



朝から異常な空気に包まれていた事に誰も気づいていないはずは無いだろう
その一人がとろだった。

「(やっぱり、ココアさんに協力したほうがいいのかな)」

もちろんだろうけどJEBのスピナーが怪我を負っていること
くずとぺすぷが行方不明になっていること
ココアの真剣な顔での協力要請
これが異常なはずが無いだろう
しかも行方不明になっているのはあのトップスピナーの二人だ。
まぁ勘違いって事もあるし明日辺り確認しに行ってみようか。

「(それにしても客が少ない。なぜだろうか。まぁ気にしない気にしない、たまにはこういうこともあるさ)」

鰹が声を上げて宣伝をする

「今日は生きのいい魚が目白押しですよー!!」


-次の日-


「ココアさんおはよーございます。」

しかし部屋にココアの姿は見つからない

「(二日も・・?ココアにしては変だな・・・)」

「ココアさん!!」
部屋にとろが駆け込んでくる。

「とろ・・さん?」

「セブンさん!!ココアさんは!?」

「昨日から見当たりませんが?」

「そんなはずは・・・僕は昨日ココアさんに会ってます。まさか・・・」

「っ!」

「行方不明・・・って・・・事ですか・・・・?」

とろの目つきが変わる。

「セブンさん。どういう事ですか?」

「・・・」

「総合管理人のあなたは一体何をしていたんですか・・・?」

「・・・」

「なぜあなたは昨日ココアさんにあってないんですか・・・?」

「っ・・・すい・・・ません」

「あなたは今JEBがどんな状況かわかっていますか?ずんださんは負傷してくずさんとぺすぷさんが行方不明なんですよ!」

「!? まさか・・・くっそ!!今まで私は何を・・・!!とろさん!!来てください!!」

そういうととろを王宮の奥へと案内する。
奥には彼の部屋があった。
扉を見てとろが言う

「唯 一 神 ?」




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